新しいリモートワークのカタチ Meta公式無料-Horizon Workrooms-

Horizon Workroomsが配信開始

2021年8月19日、Meta（当時フェイスブック）はVRでミーティングができる新サービスHorizon Workroomsを発表。Horizon Workroomsは、一体型VRヘッドセットMeta Quest 2（Oculus Quest 2）あるいはMeta Quest Proを使い、バーチャル空間内の会議室でアバターの姿でコミュニケーションをとることができる。

Meta Questを持っていれば無料

Meta Quest 2（Oculus Quest 2）、Meta Quest Proがサポートされている国では、Horizon Workroomsを無料でダウンロード・利用可能だ。「Oculusリモートデスクトップ」アプリを使うことで、PCの画面もそのままVR環境に持ち込めるため、キーボードと画面という作業環境がそのままVRに実現することになります。

VRゴーグルを参加者全員が揃えなくても会議できる

VRゴーグルを持っていない他の参加者もスマートフォンやパソコンを使って参加できる。その場合、それぞれのデバイスによってVRゴーグルより制限はあるものの、会議に参加するためのある程度の機能は使用できる。

リモートワークで表情も、声色も。MetaよりWorkrooms

表情トラッキング

Meta社より提供のHorizon Workroomsは、リモートワークで会議室を実現するアプリケーションだ。チャット通話のツールでは通じない表情の変化や目線の動きを、トラッキングによって再現。顔を出す負担もなくなり、出社の必要もなく意思の疎通が行えるリモートワークの完成だ。

すべてVR内で完結する、最高の会議ツール

実世界で使用しているパソコンのキーボードとデスクを VR内に反映させることができ、画面共有、メッセージ送信、タイピングを現実のように行える。ホワイトボードに書き込み、アバター変更や会議室の内装、広さの変更といった現実では欠かせないツールを全て導入している。さらに、チャット、 カレンダー、ノートなど仕事で使うツールが備わっていることで部屋から出ないで会議の全てが完結する夢のアプリケーションだ。

リアルな空間オーディオ

空間オーディオにより声に距離感を持たせることも可能で、徹底的に同じ場所にいる感覚にこだわっている。聴覚が現実と誤認することで、より深い没入感を得ることができる。

キーボードの対応機種が限られる

対応キーボードをMeta Quest ProまたはMeta Quest 2とペアリングすると、ホーム環境にいる場合、または対応アプリを使用している場合に、キーボードと手の両方が3D表示される。現在はVR上に映し出せるキーボードの対応機種が限られるなどの制約はあるが、ニューノーマルとして世界に広まれば制限は減っていく。Microsoft以上に存在感のある仕事アプリケーションになるのではないだろうか。

現在の対応機種

Metaが目指す未来、仕事はVRゴーグルひとつで。好きな場所にノーメイクでも

プラットフォーム	Meta Quest 2、Meta Quest Pro
発売日	2021/8/19
メーカー	Meta
ジャンル	ビジネス、プロダクティビティ、ユーティリティ
音声	日本語、英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、韓国語
言語	日本語、英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、韓国語

慣れが必要？セッティングには１時間を要するとの声も

サントリーのメタバースチームが、Horizon Workroomsの初体験の様子をtwitterにアップロードしている。会議室を新しく用意するよりは簡単だが、最初の準備は大変だ。

よくわらかないけど最近よく聞く言葉NO.1「メタバース」
とうとう向き合う時が来たようです…！ pic.twitter.com/L8Jhv1sRw4

— SUNTORY（サントリー） (@suntory) September 15, 2022

なお、全ての機能を体験するには、Meta Quest 2あるいはMeta Quest Proが必要となる。